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2024年に購入した語学書たち

語学についての情報
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2024年が終わろうとしています。

このサイトでは語学に関する投稿をしていますが、今年3月に「タタール語チャレンジ(番外編)」を投稿したきりになっていました。「初級ロシア語」の連載は、代名詞編を執筆中ですので、もうしばらくお待ちください。

さて、今回は、わたしが購入した2024年発売の語学書から、5冊をピックアップしてご紹介します。

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2024年発売の購入した書籍

『ニューエクスプレスプラス ウズベク語』白水社 2024.01

日髙晋介(著)
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最初にご紹介するのは、白水社のニューエクスプレスプラスシリーズです。

1年ほど前に、発売されたばかりの『ニューエクスプレス タタール語』を購入して、「タタール語チャレンジ」を投稿していました。そんな中、同じチュルク語族に属するウズベク語の語学書が発売されました。

過去に学習したトルコ語、タタール語に加えて、ウズベク語を比較しながら学習しようと考えたのです。

しかし、ざっと眺めただけで、まだ学習を開始できていません。母音調和がないことを確認できただけです。

『サンスクリット入門』中央公論新社(中公新書) 2024.07

赤松明彦(著)
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2冊目にご紹介するのは、424ページある新書です。

発売前から評判がかなり良い本だったと記憶しています。

全部で50課から構成されています。第1課の「文字と発音」ではデーヴァナーガリー文字の解説がありますが、それ以降は、ローマ字表記で進められます。

少しずつ読み進めているところです。

『ラテン広文典』白水社 2024.07

泉井久之助 (著)
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3冊目は新装復刊したラテン語の語学書です。

1952年に発行後、2005年に新装復刊として発売されましたが、これも絶版となっていました。

その往年の名著が2024年に新装版として復活したのです。

また絶版になると困るので、その前に購入しました。同じような読者は多いようで、発売後5日で重版が決定するなど、人気が高い本です。

旧字体で書かれているため、少しだけ読みづらいですが、文体は文語体ではなく口語体なので、慣れれば読むのに苦労はしません。

『アイヌ語広文典』白水社 2024.10

中川裕(著)
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4冊目は、待望のアイヌ語の書籍です。アイヌ語を本格的に学習するには必須の書籍が登場しました。

657ページに及ぶ中川裕先生の力作です。沙流方言を基本としつつも、多くの方言にも言及されています。

既に方言を伝える話者がいないため、詳細が不明な文法や語彙があるのは、仕方ないことであるとはいえ、残念なことです。

凡例の説明に、瑣末な誤植が見られます。これだけの大著ですから、本文中にも多少は誤植が紛れている可能性がありますが、絶版にならないうちにと、購入しました。

折を見て調べ物に使っていますが、巻末に単語索引があればなぁというのは、高望みでしょうか。

『中国語音声学概論』くろしお出版 2024.10

林焘、王理嘉、王韫佳(著)、梁辰(訳)
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最後に、語学書ではなく専門書ですが、ご紹介します。

中国で出版された音声学の学習書を邦訳したものです。

音声学全般について書かれた書籍ですが、中国語を例に挙げながら、また、中国語を記述するためには、というスタンスで書かれています。普通話だけでなく、各種の方言の音声にも言及されています。

個人的には、長い間モヤモヤしている、中国語の音韻体系の構成を理解するためのヒントを与えてくれる本であると期待して、読み進めています。

2024年発売の気になる書籍

2024年に発売された語学書の中で、わたしが購入してはいませんが、気になったものを5つピックアップしました。

こちらは購入して読んだわけではないので、タイトルのみをリストアップします。

なぜか、ドイツ語関係が多いですね。

まとめ

2024年は、多くの出版社が精力的に語学者を出版していたように感じます。

わたしの趣味や嗜好にマッチする書籍を多く出版していただけるのは、やはり白水社です。また、今回はあまりご紹介できませんでしたが、語研は、とても熱心に語学書を出版していた印象があります。Xでの書籍紹介にも力を入れていましたね。

また、各社ともに、過去のCD付きの書籍を、音声ダウンロード方式に変更して改訂する動きが加速していました。

2025年も、どんな書籍が発売されるか楽しみです。しかし、書籍の価格も年々上がっていますから、読者としては厳選して購入せざるを得ません。

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